今日は達磨忌<だるまき>でした

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(真福寺の達磨大師像です)

先日も紹介しましたが、10月5日は禅宗の初祖である達磨大師<だるまだいし>のご命日です。禅宗の寺院にとっては重要な日のひとつですので、必ず追悼法要「達磨忌」(だるまき)が厳修されます。

今月の一句は、達磨大師の「直指人心、見性成仏」という言葉ですが、実はこの禅語には上の句があります。それは「教外別伝、不立文字」(きょうげべつでん、ふりゅうもんじ)です。

すなわち、「教外別伝、不立文字、直指人心、見性成仏」で完成となります。

さて、「教外別伝、不立文字」は、簡単に説明すると「仏教の心髄とは、文字によって伝達されるものではない」という意味です。お経の本を読み、難しい言葉を「知っている」だけでは決して本質を体得できない「感覚的」な部分が禅の教えにはあります。『直指人心、見性成仏』と続くのも、文字に頼らずに「心」をよく見極めよ、という教えを示しているのです。

『不立文字』の部分は、日常生活でも当てはまることは多いと思います。例えば手紙やメールで人と会話をする機会が多くなりましたが、文字だけでは相手・自分の真意が伝わりにくいことが多いです。文字に頼らずお互いの表情を見て、声色を聴き、距離感を感じながら心のキャッチボールをする、というのが最善の方法です。感覚的・直感的なところが「仏の心」(お悟り)に繋がることもあります。

このブログも仏教について紹介していますが、文字ばかりでは表現できず、読者の方には伝えたいことが伝わらないのではないかと心配しています・・・

「禅」の修行とは「心」の動きに焦点を当てること、という真理を捉え、禅宗を大成したのが達磨大師であるのです。手前味噌ですが、「不立文字」である「禅」を体感して頂くには、お寺の坐禅会がベストだと思います。今月末に真福寺で坐禅会を開催しますので、お時間ありましたらご参加下さい。 合掌

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